表参道総合医療クリニックの治療の特徴

表参道総合医療クリニックの治療の特徴 ブログ

表参道総合医療クリニックでは、局所麻酔による低侵襲な「日帰り手術」と「再生医療」を組み合わせた治療を実践しています。

この2つの領域を組み合わせ、一貫して提供できるクリニックは全国的にも限られています。

従来の保存療法や外科手術の枠に収まらないこれらの臨床経験が、医師としての診療の幅をどう広げるのか、当院ならではの治療の特徴をお伝えします。

「日帰り手術」の種類と特徴

院長である田中聡は、「日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科専門医」と「日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医」の資格を有しています。脳神経外科での精密な手術の経験を活かし、的確な適応判断のもと、局所麻酔による低侵襲治療を実践しています。

当院の診療では、脊椎脊髄外科と脳神経外科、双方の知見を踏まえながら、画像所見や症状に応じて治療方針を検討します。症例に向き合い、適応判断から神経へのアプローチ、術後管理まで、日帰り手術に必要な診療プロセスを実践の中で身につけることが可能です。

当院では、局所麻酔下で以下の低侵襲手術を提供しています。

<PEL(脊柱管狭窄症内視鏡下手術)|筋組織を温存しながら神経を除圧>

内視鏡下で椎弓の一部や肥厚した黄色靱帯を切除し、神経の圧迫を解除する手術です。傍脊柱筋群の剥離を最小限に抑えることで、術後疼痛の軽減を図ります。

<SAST(脊椎幹細胞移植術)|脂肪由来幹細胞による組織修復>

患者さん自身の脂肪組織から抽出・培養した間葉系幹細胞(脂肪由来幹細胞)を、病変部へ移植する再生医療です。抗炎症作用と組織修復能を利用し、損傷した椎間板や脊髄周囲の治癒を促すことで早期の機能回復を目指します。

参考文献:
・Stem Cells and Exosomes: New Therapies for Intervertebral Disc Degeneration Cells. 2021 Aug 29;10(9):2241.

<PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)|ヘルニアを内視鏡下で直接摘出>

経皮的に内視鏡を挿入し、神経を圧迫しているヘルニアを直接摘出する手術です。経椎間孔または経椎弓間アプローチにより、健常組織を温存しながら病変部へ低侵襲で到達します。

<PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)|レーザーで椎間板内圧を低下>

X線透視下で椎間板内へ穿刺し、レーザー照射によって髄核の一部を蒸散させる手技です。椎間板内圧を低下させることで、ヘルニアによる神経への圧迫軽減を図ります。

<PDR(経皮的椎間板再生治療)|PRP・成長因子を用いた椎間板の再生>

患者さんご自身の血液から抽出した濃縮血小板由来の成長因子(PRP)や幹細胞上清液を、損傷した椎間板内へ透視下で経皮的に注入する手技です。線維輪の亀裂修復を促すとともに、椎間板内の炎症を鎮静化させます。

参考文献:
・Michael Monfett, Julian Harrison, Kwadwo Boachie-Adjei, Gregory Lutz. Intradiscal platelet-rich plasma (PRP) injections for discogenic low back pain: an update. 2016 Jun;40(6):1321-8.
・Yetsa A Tuakli-Wosornu, Alon Terry, Kwadwo Boachie-Adjei, Julian R Harrison, Caitlin K Gribbin, Elizabeth E LaSalle, Joseph T Nguyen, Jennifer L Solomon, Gregory E Lutz「Lumbar Intradiskal Platelet-Rich Plasma (PRP) Injections: A Prospective, Double-Blind, Randomized Controlled Study」2016 Jan;8(1):1-10; quiz 10. doi: 10.1016/j.pmrj.2015.08.010. Epub 2015 Aug 24.

<Discflow(自己フィブリン椎間板修復治療)|自己血液成分による亀裂の封鎖・補強>

患者さんご自身の血液から即日調製した自己フィブリンを、変性・損傷した椎間板内へ経皮的に注入する手技です。フィブリンが線維輪の亀裂を物理的に封鎖・補強し、椎間板内圧の正常化を促します。

参考文献:
・Wang et al. Platelet-rich plasma and fibrin gel combined use enhances disc cell viability and extracellular matrix production in vitro. Spine J. 2018;18(5):829–840.

「再生医療」の種類と特徴

当院のもう一つの柱が、患者さん自身の治癒力を最大限に活用する「再生医療」です。

前述した日帰り手術と組み合わせることで術後の組織修復を促進し、より高い治療効果を目指すほか、手術適応とならない症例や保存的加療を希望される患者さんに対する単独の治療選択肢としても活用しています。

当院では、主に以下の再生医療を提供しています。

<幹細胞治療|自己脂肪由来幹細胞による組織修復と炎症抑制>

患者さん自身の脂肪組織から採取・培養した間葉系幹細胞を投与する治療です。抗炎症作用や組織修復作用により、疼痛の軽減と機能改善を目指します。当院では点滴による投与のほか、椎間板や関節腔内など、さまざまな部位への局所投与も行っています。

<PRP療法(多血小板血漿療法)|自己血液中の成長因子を用いた修復促進>

患者さん自身の血液から抽出したPRPを患部へ注入する治療です。PDGFやTGF-βなどの成長因子の働きにより、損傷・変性した組織の自己修復を促します。

<サイトカインカクテル療法|歯髄由来幹細胞培養上清液による自己修復の促進>

歯髄由来幹細胞の培養上清液を点滴または点鼻で投与し、脳内の幹細胞を活性化して自己修復を促す治療です。脳卒中の後遺症、パーキンソン病などの神経変性疾患、脊髄損傷など、従来の方法では治療が難しかった疾患への効果が期待できるとする論文が複数発表されています。

参考文献:
・Yuji U, Pleiotropic Effects of Exosomes as a Therapy for Stroke Recovery, Int J Mol Sci. 2020 Sep 20;21(18)
・Nathan P Staff, Mesenchymal Stromal Cell Therapies for Neurodegenerative Diseases. Mayo Clin Proc. 2019, 94, 892-905.
・Nana Tan, Mesenchymal stem cell therapy for ischemic stroke: Novel insight into the crosstalk with immune cells, Front Neurol, 2022 Nov 8;13

先進的な治療を習得できる環境があります

「最新の低侵襲手術」と「再生医療のノウハウ」を同時に学べる環境は、医師のキャリアアップに直結します。

診療経験を重ねるほど、標準治療だけでは十分に対応できず、患者さんに提示できる選択肢の少なさにもどかしさを感じる場面があるのではないでしょうか。

私自身も、従来の治療では症状の改善が難しい患者さんに、さらに一歩踏み込んだ医療を届けたいという思いから、表参道総合医療クリニックを開院しました。当院では、低侵襲な日帰り手術と再生医療を組み合わせ、患者さんの状態に応じた新たな治療の可能性を追求しています。

脳神経外科・脊椎脊髄外科領域を中心に、適応判断から手術、再生医療まで幅広く学べることが当院の特徴です。最新の臨床研究や学会発表への参加も支援し、医師が知見と技術を継続的にアップデートできる環境を整えています。未経験の領域についても、実践を通して丁寧にサポートしますので、ご安心ください。

「現代の医療では解決できない問題を治療したい」

当院の根底には「現代の医療では解決できない問題を治療したい」という強い想いがあります。一時的な痛みの緩和にとどまらず、「できなくなったことを再びできるようにする根治的治療を目指す」ことこそが当院の使命です。

これからの時代に求められる最先端の医療技術を共に学び、次世代の医療を提供していきたいと考える先生方からのご応募を、心よりお待ちしております。

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